日商簿記3級 独学

日商簿記3級-独学合格ナビ > 1.簿記の基本の基本

簿記上の取引と仕訳

blackboard-04.jpg

yajirusi31_blue.gif取引って?

企業や商店などで営業活動をしていく中で、色々な取引が発生します。
簿記の目的は『財政状態』や『経営成績』を明らかにすること、つまり
資産や負債、費用や収益の増減が発生した時が、簿記上の『取引』に
なります。

例えば、営業活動の中にはよく『契約を交わす』ことがありますが、
契約をした段階で資産の増減が発生していなければ、簿記上では
取引にはなりません。

契約が成立し、金銭の授受が発生したときに資産の増減が発生するので
簿記上の取引となり記録していくことになります。

また、地震や天災などで所有する建造物(事務所など)が倒壊してしまった、
このような場合は、金銭の動きはありませんが資産の増減が発生しているので
簿記上では取引に含まれることになります。

したがって、営業活動から生ずるすべての取引が、簿記上の取引には
ならない、あくまで『資産や負債、費用や収益の増減が発生してるか』が
ポイントになります。

yajirusi31_blue.gif仕訳って?

簿記上の取引が発生したときに、その取引に合致した『勘定科目』を用い
金銭の額を記録していくことを仕訳と呼びます。

取引には借方に記録すべきものと、貸方に記録すべきものがあり
1つの取引で、貸方に記録された金額と借方に記録する金額は
同じ金額でなくてななりません。

例えば、「備品を現金1,000円で購入した」
これを仕訳すると、
【借方】 備品 1,000 / 【貸方】 現金 1,000

勘定科目:備品・現金
貸方:資産の増加
貸方:資産の減少

ポイントは、下表のように取引がどの部分に該当するかを
イメージすることが大事です。

最初のうちは多少時間がかかっていても、多くの問題を解いていくうちに
理解度も上がり自然に勘定科目も覚えていくので心配することはありません。

仕訳のポイント
  借方 貸方
資産 増加する場合 減少する場合
負債 減少する場合 増加する場合
資本 減少する場合 増加する場合
費用 増加する場合 減少する場合
収益 減少する場合 増加する場合

勘定科目の一覧表は、日本商工会議所のページをご覧下さい。
なお、試験範囲の科目を網羅しているものではないので、あくまで 参考程度に。  

会計期間と簿記の流れについて


blackboard-03.jpg

yajirusi31_blue.gif会計期間って?

B/SやP/Lは一定期間(通常は1年)ごとに作成します。
この1年のことを『会計期間』といい
●スタート時を『期首』
●途中を『期中』
●ゴールを『期末』または『決算日』
●今現在の会計期間を『当期』
●前の会計期間を『前期』
●次の会計期間を『翌期(次期)』
といいます。

図解するとこんな感じになります。
kaikeikikan.jpg

yajirusi31_blue.gif簿記の流れ

B/SとP/Lは年に1回作成していくわけですが、作成するために
営業活動で日々発生する出来事を記録していく作業が必要になります。

下図のように
商品が売れた、仕入れた→『取引』
その取引を『仕訳』する
仕訳した内容をまとめておく→『転記』
転記されたものを元に会計期間のまとめとしてB/SとP/Lを作成する。

大雑把な流れですが、今は何となくイメージできればOKです。
決算日に作成するB/SやP/Lは、言ってみれば企業や商店の1年間の
成績表みたいなものです。

『前期末のB/Sから取引が始まり、会計期間のP/Lが作られ期末にはB/Sが
作成される』これを毎期繰り返されていくわけです。

ちなみに日商簿記3級では、仕訳・転記・決算についての内容が問われます。

nagare.jpg

 

損益計算書の見方と解説

yajirusi31_blue.gif損益計算書とは?

貸借対照表は、財産の状況を明らかにする表でしたが、
損益計算書は、儲けの状況を明らかにする表のことを言います。
英語は、Profit and Loss Statementといい「P/L」と略します。

貸借対照表は「B/S」、損益計算書は「P/L」ともいわれるので
覚えておきましょう。

yajirusi31_blue.gif損益計算書の見方

損益計算書は貸借対照表と同様、下記の表のように左右に分かれていて
ある時点(決算時)において、費用・収益・利益(損失)の状況を明らかにした
一覧表のことを言います。

損益計算書(収益>費用の場合)
費用 収益
資産を減少させる要因
負債を増加させる要因
資産を増加させる要因
負債を減少させる要因
当期純利益
収益-費用=プラス(利益)



損益計算書(費用>収益の場合)
費用 収益
資産を減少させる要因
負債を増加させる要因


資産を増加させる要因
負債を減少させる要因
当期純損失
収益-費用=マイナス(損失)


それぞれの増加・減少要因を借方と貸方に集計しプラスであれば差額(利益)を借方に、
マイナスであれば貸方(損失)に記入していきます。

 

貸借対照表の見方と解説

blackboard-02.jpg

yajirusi31_blue.gif貸借対照表とは?

貸借対照表とは財産の状況を明らかにするために作成されるもので
英語で、バランスシート(Balance Sheet)といい「B/S」と略します。
一般的には、継続企業を前提としているため、次回解説する損益
計算書とともに「決算時に作成する」ものです。

貸借対照表がバランスシートと言われるのは、
「貸借対照表は、借方と貸方(左右)の残高は必ず一致する」するところから
こう言われます。

yajirusi31_blue.gif貸借対照表の見方

貸借対照表は、下記の表のように左右に分かれていて、ある時点(決算時)において
資産・負債・純資産(資本)の状況(財産)を明らかにした一覧表のことを言います。

会計用語でいうと「財政状態」を明らかにする表と言います。
表の左側を借方(かりかた)、右側を貸方(かしかた)と言います。
この借方・貸方はこの後にもよく出てくる会計用語なので
覚えておいてくださいね。

貸借対照表(イメージ)
資産の部 負債の部
企業や個人商店でプラスとなる財産
(現金や預金、売掛金など)

 企業や個人商店でマイナスとなる財産
(借入金や買掛金など)
純資産の部
 営業活動をしていくための元手
(資本金など)

ここでは「あ~そうなんだ」程度でいいので簡単に解説しています。
表に書かれている、現金や借入金、資本金等は『勘定科目』といって
色々な科目がありますが、徐々に覚えていきましょう。
 

簿記の基礎解説

blackboard-01.jpg

yajirusi31_blue.gif簿記って?

簿記とは帳簿記入を略したものを言います。
企業や商店などでは、商品・製品の販売やサービスを提供しています。
いわゆる日々営業活動を行っています。

この営業活動を数字に置き換えて記録することを簿記と言います。

yajirusi31_blue.gif簿記の目的

では、なぜ簿記が必要なのでしょうか?

それは日々営業活動をしていますが、
●いったいいくら位儲かったのか?
●会社の財産はどれ位あるの?
といったことを明らかにするためです。

また、経営者の経営や営業の戦略を立てるためにも役立つ情報になっている
ことも、簿記というのは企業にとって重要な役割を果たしています。

yajirusi31_blue.gif簿記検定の種類

簿記検定を主催している機関は3種類あります。
●日本商工会議所(あなたもこの簿記検定にチャレンジしようと思っていますよね)
●全国経理学校協会
●全国商業高等学校協会

上記の3機関が主催していますが、それぞれ級の区分があり下記の表のように
なっています。

このサイトでは、ピンクで色分けしている部分にスポットをあてて解説していきます。
ちなみに、Sクラスについては税理士試験の受験資格として認められています。

level 日商簿記 全経簿記 全商簿記
D 4級
商業簿記
4級
商業簿記
C 3級
商業簿記
3級
商業簿記
3級
商業簿記
B 2級
商業簿記
2級
商業簿記
A 2級
商業簿記/工業簿記
1級
会計/工業簿記
1級
会計/工業簿記
S 1級
商業簿記/会計学
工業簿記/原価計算
上級
商業簿記/会計学
工業簿記/原価計算
 

bookmark

柴山式って?

サイトインデックス

関連リンク

相互リンク

管理人ページ